聖徳太子

実像と伝説の間

著者 石井 公成
出版社 春秋社
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2016/01/20
ISBN 9784393135877
判型・ページ数 4-6・261ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 お取り寄せ
東アジア仏教史、日本古代史、美術史、考古学等の最新成果を駆使し、聖徳太子の実像とその伝説化の過程を明らかにした画期的論考。〈聖徳太子〉は架空の存在にすぎず、実在したモデルは一王族でしかない「厩戸王」だったとするが、「厩戸王」という名は、実は戦後になって推定で作られたものであり、太子周辺の人々は太子を「仏に準ずる存在」とみなす聖徳太子虚構説を否定し、聖徳太子観の時代的変遷をも視野に、聖徳太子の実像を描く。厩戸誕生伝説、「憲法十七条」、「日出処天子」国書、天寿国繍帳、三経義疏などに対する従来の見方は、本書によって一変するだろう。
はじめに

第一章 聖徳太子観の変遷
 (一)聖徳太子観の変遷
 (二)聖徳太子虚構説の問題点
第二章 誕生と少年時代
 (一)呼び名の多様さ
 (二)誕生と名前の由来
 (三)教育
 (四)父の死、母の再婚
 (五)物部守屋との合戦
 (六)結婚
第三章 蘇我馬子との共同執政と仏教興隆
 (一)立太子記事の検証
 (二)三宝興隆の詔
 (三)慧慈・恵聡の来朝と伊予湯岡碑文
 (四)斑鳩宮の建設
 (五)新羅問題
 (六)小墾田宮での諸改革と官位十二階
 (七)「憲法十七条」
 (八)改革と仏教
第四章 斑鳩移住とその後
 (一)斑鳩移住と法隆寺・四天王寺の建立
 (二)支える氏族
 (三)『勝鬘経』『法華経』の講経と三経義疏
 (四)壬生部の設置
 (五)神祇信仰の変化
 (六)随および朝鮮諸国との外交
 (七)活動が記されない期間
 (八)片岡山飢人説話
 (九)天皇記・国記・氏族の本記の編集
第五章 病死、そして残された人々
 (一)病死と慧慈の嘆き
 (二)法隆寺金堂釈迦三尊像銘
 (三)天寿国繍帳とその銘
 (四)上宮王家の滅亡
 (五)太子の娘による金銅灌頂幡の法隆寺施入

おわりに
聖徳太子肖像図
聖徳太子関連系図
聖徳太子関連地図
参考文献
あとがき

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