新聞掲載広告(2024年9月~) - 2025.08.25
宗教文化は誰のものか
大本弾圧事件と戦後日本
最大の宗教弾圧事件の記憶は戦後、いかに読み直され、何を生み出してきたのか。
教団による平和運動を導くとともに、アカデミアにおける「民衆宗教」像の核ともなった「邪宗門」言説の現代史から、多様な主体が交差する新たな宗教文化の捉え方を提示。
第1章 戦後大本と「いまを積み込んだ過去」 —— 前進と捻じれの平和運動
第2章 〈事件〉をめぐる対話
第3章 宗教文化は誰のものか
第4章 “民衆” の原像 —— 出口榮二と安丸良夫
第5章 “民衆宗教” の物語の起源 —— 教祖をめぐる欲望の系譜学
第6章 反倫理的協働の可能性 —— 高橋和巳『邪宗門』を読む
終章 批判的宗教文化への視角