ヨーロッパの世俗と宗教

近世から現代まで

著者 伊達 聖伸 編著
出版社 勁草書房
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2020/10/20
ISBN 9784326102860
判型・ページ数 A5・332ページ
定価 本体4,500円+税
在庫 在庫あり
神への信仰が自明だった宗教の時代から、ひとつの選択肢にすぎなくなる世俗の時代へ。
こうした歴史認識の前提となっている西洋社会だが、「西方キリスト教」世界の世俗と宗教のあり方も実際は多様で様々な内的葛藤をはらんでいる。
その内実を「ヨーロッパの東」による相対化も交え明らかにしていく。
各国現状を比較した資料付き。
序論 本書の目的・特色・構成

第Ⅰ部 総論 世俗の時代のヨーロッパにおける政教関係の構造と変容
 第1章 近世─宗教改革から領域主権国家の確立と王権の強化まで(16世紀~18世紀)
 第2章 近代─世俗的世界観の覇権の時代(19世紀~20世紀前半)
 第3章 現代─宗教的なものの回帰と再構成(20世紀後半以降)

第Ⅱ部 各論 世俗的ヨーロッパにおける宗教的なものの輪郭
 第1章 16、17世紀スペインにおける政教関係─複合君主政と国家教会化
 第2章 ポルトガルにおける権威主義体制の民主化とカトリック教会
      ─リスボン総大司教アントニオ・リベイロの役割に注目して
 第3章 ヨーロッパの公教育制度におけるイスラーム教育導入のプロセスと論点
 第4章 国家の世俗性のゆくえ─ロシアの宗教教育を事例として
 第5章 冷戦下での西ドイツ・ポーランドの和解に宗教はどう関与したのか
 第6章 スレブレニツァのモスクと教会─内戦後のボスニアにおける宗教と社会
 第7章 19世紀イギリス文学の「世俗化」─エミリー・ブロンテの『嵐が丘』とスピリチュアリティ
 第8章 聖母巡礼地における所属と実践─メジュゴリエの事例
 第9章 現代イギリスにおける宗教的多様性とホスピス
 第10章 トランスヒューマニズムと「人新世」─科学技術時代の「信」のゆくえ

資料編

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