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〈方法〉としての思想史【法蔵館文庫】 (文庫)

文庫

安丸史学が対峙し、目指したものとは。自身の研究を回顧・省察した論考を中心に収め、その思想的格闘の軌跡を示す歴史学徒必読の書。

著者 安丸 良夫
谷川 穣 解説
出版社 法藏館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
シリーズ 法蔵館文庫
出版年月日 2021/05/15
ISBN 9784831826220
判型・ページ数 文庫・368ページ
定価 本体1,300円+税
在庫 在庫あり
安丸史学が対峙し、目指したものとは。自身の研究を回顧・省察した論考を中心に収め、その思想的格闘の軌跡を示す。歴史学徒必読の名著。
はしがき


第Ⅰ部 方法への模索

 一 日本マルクス主義と歴史学

 二 方法規定としての思想史
   1 はじめに
   2 『明治精神史』の方法
   3 旧い理論と新しい発見の狹間で
   4 歴史叙述と歴史の方法

 三 『明治精神史』の構想力

 四 「民衆思想史」の立場
   1 「民衆思想史」の登場
   2 「通俗道徳」論批判について
   3 「通俗道徳」の位相
   4 方法論的展望
   5 おわりに

 五 思想史研究の立場―方法論的検討をかねて―

 六 前近代の民衆像
   1 はじめに
   2 どこから始めるか
   3 社会意識の変貌
   4 方法的視圏拡大のために

 七 民衆史の課題について―井上幸治『近代史像の模索』・林英夫『絶望的近代の民衆像』を読む―
   1 はじめに
   2 新たな分析次元の模索―『近代史像の模索』―
   3 民衆像の拡大―『絶望的近代の民衆像』―
   4 状況のなかでの歴史学

 八 史料に問われて

 九 文化の戦場としての民俗


第Ⅱ部 状況への発言

 十 日本史研究にもっと論争を!

 十一 歴史研究と現代日本との対話―「働きすぎ」社会を手がかりに―
   1 日本史像の変貌
   2 現代日本への眼指し
   3 日本的経営のとらえ方
   4 「働きすぎ」社会の歴史的文脈
   5 歴史と現実の狹間で

 十二 日本の近代化についての帝国主義的歴史観
   1 近代化のとらえ方
   2 近代化の推進主体
   3 「史的唯物論」=経済決定論の批判

 十三 反動イデオロギーの現段階―歴史観を中心に―
   1 イデオロギー闘争と歴史意識
   2 近代化論の役割
   3 あらたな国家主義の論理

 十四 近世思想史研究と教科書裁判―原告側補佐人として出廷して―
   1 検定という砦
   2 「検定史観」について

解説 『〈方法〉としての思想史』を読む、それぞれの意味
(谷川 穣)

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