内在する仏 如来蔵【思想としてのインド仏教】

著者 鈴木 隆泰
出版社 春秋社
ジャンル 各地域仏教 > インド・チベット
シリーズ 思想としてのインド仏教
出版年月日 2021/03/20
ISBN 9784393134467
判型・ページ数 4-6・236ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
すべての人に成仏の可能性を認める如来蔵思想はインドでどのように生まれ、いかなる問題をはらみつつ展開していったかを、最新の研究成果を踏まえ、わかりやすく解説。
東アジア仏教にも大きな影響を与えた如来蔵思想を一般向けに解説した初めての本。
序章 如来蔵とは何か
 (一)如来蔵の語源
 (二)如来蔵研究史

第一章 如来蔵思想に関わる経典と用語
 (一) 如来蔵思想を説く主要な経典
 (二)如来蔵思想に関わる用語――大乗仏教の如来観

第二章 如来蔵思想の淵源
 (一)初期仏典に見る淵源――自性清浄心と仏塔
 (二)初期仏教から大乗仏教へ――仏・成仏の拡大:『法華経』
 (三)『華厳経』「如来性起品」――仏智の滲透

第三章 如来蔵思想の誕生
 (一)『大乗涅槃経』における如来蔵の宣言
 (二)『如来蔵経』における如来蔵の受容

第四章 『宝性論』より見る如来蔵思想
 (一)如来蔵の三義――法身遍満・真如無差別・種姓存在
 (二)如来蔵三部経――『如来蔵経』『不増不減経』『勝鬘経』

第五章 如来蔵思想の展開
 (一)如来蔵思想の問題点
 (二)『大法鼓経』による解決

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