ぼんくら仏教論

著者 ぼんくら
出版社 風詠社
ジャンル 哲学・思想 > 仏教哲学・思想
出版年月日 2021/10/20
ISBN 9784434295973
判型・ページ数 4-6・174ページ
定価 本体1,200円+税
在庫 在庫あり
「死」という現象について、幼少期から異常な恐怖心を持ち続けてきたと言う筆者。
その後も、死の絶望感に悩まされ続け、仏教やキリスト教、その他新興宗教を問わず、死後の世界の存在を説いた書物を読み解いたが、どの説も人間が希望的観測により意図的に創りあげた物語の範囲を超える事は無かったように思えた。
しかし、仏教という教えは、どんなに偉い高僧や学者の先生方が示された解釈にしても絶対的に正しいものはなく、それこそ人間の数ほどの解釈があっても良いのではないかと思い至った。
自らを「ぼんくら」と称する著者の視点から見る仏教という実景も、また違った仏教の側面を浮かび上がらせるという、それなりの意味があるのではないか。
人生の節目を迎え、自らの心の中にくすぶり続けていた想いを吐露した自分史であり、筆者が長年学んできた仏教に関する考察の集大成ともいえる仏教論である。
第1章 仏教の歴史
第2章 仏法僧の崇拝について
第3章 仏教進化論
第4章 西遊記に見る仏教観
第5章 仏像の役割とは
第6章 「痛み」について
第7章 自我意識と死について(告白)
第8章 時間の非存在と連続について
第9章 無と死の関連性について
第10章 輪廻転生の独自解釈について
第11章 異熟と共業
第12章 涙と微笑
第13章 自性と非自性について
第14章 もう一つの真実(有限)
第15章 真の幸せとは
第16章 無常と連続について
第17章 ティク・ナット・ハン師の言葉
第18章 色即是空(二元相依の世界へ)
第19章 愚鈍な弟子の説話
第20章 常不軽菩薩(雨ニモマケズ)
第21章 唯識について(最終章への道程)
第22章 絶対主観について(天上天下唯我独尊)

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