老子探究

生きつづける思想

著者 蜂屋 邦夫
出版社 岩波書店
ジャンル 哲学・思想
出版年月日 2021/12/16
ISBN 9784000026079
判型・ページ数 4-6・444ページ
定価 本体3,100円+税
在庫 在庫あり
『論語』 と並んで読みつがれてきた 『老子』 とはどんな書物か、どう読み解かれ、古代中国から歴代王朝の統治にどうかかわったか。
老子思想の発展・展開を大きな時代のうねりとして捉え明快に語る。
この試みを支えるのは原テクストの深く尖鋭な読解である。
永年にわたる老荘思想研究の第一人者の到達点。
Ⅰ 老子という人物
 第一章 歴史的存在としての老子
 第二章 秦王朝から漢王朝へ
 第三章 神秘的存在としての老子
 第四章 賈善翔の『猶龍伝』

Ⅱ 老子という書物
 第一章 『老子』の成立と展開
 第二章 漢から魏へ
 第三章 老子学の展開――何晏と王弼
 第四章 何王以後の老子学

Ⅲ 『老子』の注釈――河上公注を中心として
 第一章 『老子』河上公注と河上公説話
 第二章 道家的君主の養神と情欲
 第三章 河上公注の構造

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