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六十六部日本廻国の研究

日本の66の国すべてをめぐり歩く日本最大の巡礼、六十六部。その量的最盛期である近世の六十六部を、はじめて研究の俎上にのせる。

著者 小嶋 博巳
出版社 法藏館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2022/11/30
ISBN 9784831862723
判型・ページ数 A5・537ページ
定価 本体12,000円+税
在庫 在庫あり
前近代における日本全土を巡歴する大規模な巡礼・六十六部。縁起、納経帳、廻国供養塔といった諸史料を駆使し、近世の六十六部の実態と理念・構造、さらには近世の六十六部を特徴づける組織化された職業六部のあり方を解明。
序 
第一部 六十六部縁起と頼朝房廻国伝説
第一章 六十六部縁起の諸本
第二章 頼朝転生譚-頼朝房廻国伝説の展開
第三章 廻国納経と支配者への転生
付 論 国を分ける行基
     ―「日本回国六十六部縁起」の一節に関する覚書― 

第二部 六十六部廻国巡礼と納経所
第一章 近世の廻国納経と納経帳
第二章 六十六部の納経所
第三章 巡礼としての六十六部

第三部 廻国供養塔と近世の六十六部

第一章 廻国供養塔の消長と造立目的
第二章 廻国供養塔と廻国供養
第三章 近世六十六部の信仰

第四部 職業六部の組織性
第一章 廻国供養塔に現れる六十六部廻国者の連繫と集団性
第二章 職業六部の廻国と作善
     ―越後金益の史料から― 
第三章 御室配下の天蓋六部
     ―芸州源治郎の場合― 
第四章 明治初年の六十六部の本山問題
     ―『公文録』にみる仁和寺の六十六部支配とその終焉― 
第五章 寛永寺・仁和寺の六十六部支配
付 論 ノートルダム清心女子大学蔵「廻国供養行列絵巻」について

結 語

資 料 
一 六十六部縁起(日光山輪王寺蔵 輪王寺本系)
二 大乗妙典納所六十六部縁起(京都・鈴木半兵衛、文政五年版 近世巻本系甲類刊本Ⅰ)
三 日本回国六十六部縁起(江戸・小林喜右衛門、宝永五年版 近世刊本系甲類刊本Ⅱ)
四 回国六十六部縁起(大坂・菊屋勘四郎、刊年未詳 近世刊本系乙類刊本)
五 静松寺笈堂略縁起(長野市茂菅・静松寺蔵)

あとがき

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