聖徳太子は長屋王である

冤罪「王の変」と再建法隆寺

著者 木村 勲
出版社 国書刊行会
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2020/12/22
ISBN 9784336070616
判型・ページ数 4-6・253ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
創られた太子によって作られた古代史の核心部。
太子伝説に影落とす長屋夫妻の死。
冤罪事件から見える天平の真実に迫る!
「王の変」とは何だったのか。

真実は再建法隆寺の本尊・釈迦像の銘文に刻まれていた。
「上宮法皇と王后」の続けての死、聖徳太子夫妻のこととされる文意に秘められたのは、冤罪死の長屋王と吉備内親王のこと――。

古代史の謎に挑む。
第一章 大伴旅人「梅花の歌」の真意
 第一節 「奈良の都は咲く花の・・・・・・」の背景
 第二節 詩想は王義之の「蘭亭序」

第二章 長屋の宴、佐保邸はどこか
 第一節 魚戯れ波躍る浜辺
 第二節 八角円堂?と鑓水の池、菰川舟運
 第三節 もう一人の橘夫人と眉間寺のこと

第三章 「変」とは何だったのか
 第一節 蘇我の血の女帝の系譜
 第二節 旅人と房前、及び宇合のこと

第四章 法隆寺に影落とす長屋王
 第一節 飛鳥?の釈迦銅像と「聖徳法皇」
 第二節 銘文に込められた長屋夫妻の死
 第三節 十七条憲法は元明女帝の勅から
 第四節 行基と手を結んだのも長屋か
 第五節 三経義疏と冠位十二階の心情
 第六節 古事記は書紀から作られた
 第七節 「日出づる処・・・」にある阿蘇山

第五章 再建式典と道慈の挫折
 第一節 そして奉納品は絶えた
 第二節 唐に贈った袈裟千領と東大寺
 第三節 大仏開眼と聖徳太子の誕生
 第四節 大安寺が伝えた異相の厩戸像
 第五節 救世観音と遠流の行信
 
補 章 夢殿とは・・・・・・、泣く童顔の仏たち

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