受賞のお知らせ(2024年度) - 2024.12.02
摩多羅神
我らいかなる縁ありて
日本古来の神でもなく、経典に記された仏菩薩でもない謎の神。
あまりに強い霊力ゆえか、阿弥陀仏の背面や堂内の隅に秘密裏に祀られ、天魔・天狗のたぐいから行者を守ったという〈闇〉の異神に光を当て、その由緒と霊性のありかを探り、あわせて中世より脈々と受け継がれた日本の精神性を展望する、渾身の画期的論考。
あまりに強い霊力ゆえか、阿弥陀仏の背面や堂内の隅に秘密裏に祀られ、天魔・天狗のたぐいから行者を守ったという〈闇〉の異神に光を当て、その由緒と霊性のありかを探り、あわせて中世より脈々と受け継がれた日本の精神性を展望する、渾身の画期的論考。
第一章 摩多羅神と夢の女人――壇上遊戯としての恋
第二章 毛越寺の二十日夜祭
第三章 毛越寺の摩多羅神と芸能――「唐拍子」をめぐって
第四章 摩多羅神紀行――服部幸雄『宿神論』の向こうへ
第五章 出雲の摩多羅神紀行(前篇)――遥かなる中世へ
第六章 出雲の摩多羅神紀行(後篇)――黒いスサノオ
補章 出雲の摩多羅神新考
第七章 我らいかなる縁ありて 今この神に仕ふらん――常行堂と結社の神
第八章 大いなる部屋――修正会から三河大神楽へ
第二章 毛越寺の二十日夜祭
第三章 毛越寺の摩多羅神と芸能――「唐拍子」をめぐって
第四章 摩多羅神紀行――服部幸雄『宿神論』の向こうへ
第五章 出雲の摩多羅神紀行(前篇)――遥かなる中世へ
第六章 出雲の摩多羅神紀行(後篇)――黒いスサノオ
補章 出雲の摩多羅神新考
第七章 我らいかなる縁ありて 今この神に仕ふらん――常行堂と結社の神
第八章 大いなる部屋――修正会から三河大神楽へ