テクノロジ―と差別

ネットヘイトから「AIによる差別」まで

著者 宮下 萌 編著
明戸 隆浩
石川 優実
川口 泰司
上瀧 浩子
曺 慶鎬
唐澤 貴洋
佐藤 佳弘
金 尚均
成原 慧
佐藤 暁子
出版社 解放出版社
ジャンル 哲学・思想
出版年月日 2022/02/10
ISBN 9784759268010
判型・ページ数 A5・231ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり
本書では、インターネット上のヘイトスピーチ、サイバーハラスメント、AIプロファイリング、テクノロジーの直接差別的・間接差別的設計・利用やテクノロジーがもたらす構造的差別等、様々な角度から「テクノロジーと差別」の問題を包括的に取り上げ、全体像を把握することを試みた。

「テクノロジーと差別」というテーマは「古典的」かつ「新しい」問題であり、「テクノロジー分野から出発するアプローチ」と「差別撤廃から出発するアプローチ」という異なる二つの視点が必要となる分野である。
技術的な側面のみから差別撤廃を目指すことは不可能であることはもとより、「テクノロジーと差別」というテーマにおいては、技術的な側面を無視して差別を根絶することはできない。

「差別は許されない」という「当たり前」の規範は、テクノロジーが発展する中でも変わらない。
しかしながら、テクノロジーの進歩により差別の手口が巧妙化し、対処も難しくなってきていることも事実である。
だからこそ、「差別は許されない」という当たり前の規範を実現するために、「テクノロジー」と「差別」が重なり合う問題について、多くの、そして多様な人がこの問題に関心を寄せて解決策を見出さなければならない。
第1部 ネット差別の現状と闘い
 第1章 ネット上のヘイトスピーチの現状と課題
 第2章 女性に対するネット暴力の現状
 第3章 ネット社会で深刻化する部落差別
 第4章 ネット上の複合差別と闘う
 第5章 「ネット炎上」における人権侵害の実態

第2部 法規制という観点からネット上の差別を考える
 第6章 ネット上の人権侵害に対する裁判の現状
 第7章 地方自治体はネット差別とどう向き合うべきか
 第8章 ドイツの「ネットワーク執行法」に学ぶ
 第9章 ネット上の人権侵害に対する法整備の在り方

第3部 テクノロジー/ビジネスと差別
 第10章 「AIによる差別」にいかに向き合うか
 第11章 ビジネスは人権を守れるのか ? ―イノベーションの落とし穴
 第12章 テクノロジーは人種差別にどう向き合うべきか ?

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