室町期浄土僧 聖聡の談義と説話【新典社研究叢書351】

著者 上野 麻美
出版社 新典社
ジャンル 日本仏教 > 浄土宗系
歴史・資料 > 資料
シリーズ 新典社研究叢書
出版年月日 2022/04/27
ISBN 9784787943514
判型・ページ数 A5・285ページ
定価 本体8,400円+税
在庫 在庫あり
芝増上寺の開祖・聖聡が遺した仏典注釈書には説話が多用されている。
その出典と利用方法の分析・検討から一般民衆に寄り添う談義僧としての側面に光を当て、中世浄土談議所を巡る状況を考察する。
序章 研究の方向と基盤

第一編 『厭穢欣浄集』所収説話の研究
 第一章 『厭穢欣浄集』の読者と説話
 第二章 『厭穢欣浄集』所収説話出典考

第二編 『大経直談要註記』所収説話の研究
 第一章 聖聡の談義における『聖覚四十八願釈』享受
 第二章 『大経直談要註記』所引の『大蔵一覧集』―『金言類聚抄』を例証として
 第三章 『大経直談要註記』所収説話出典考

第三編 『小経直談要註記』所収説話の研究
 第一章 『小経直談要註記』所収説話出典考

第四編 『当麻曼陀羅疏』所収説話の研究
 第一章 『当麻曼陀羅疏』と常陸
 第二章 絵解き資料としての『当麻曼陀羅疏』
 第三章 『当麻曼陀羅疏』所収説話出典考

第五編 『禅林小歌註』の研究
 第一章 『禅林小歌』に見る浄土学僧の自己矛盾―禅宗文化への憧憬
 第二章 『禅林小歌註』所収説話出典考

第六編 聖聡の談義注釈の行方
 終章 研究の総括

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