神智学とアジア

西からきた〈東洋〉

著者 吉永 進一 編著
岡本 佳子 編著
莊 千慧 編著
出版社 青弓社
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2022/08/29
ISBN 9784787220950
判型・ページ数 A5・255ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり
欧米で誕生した神智学は、どのようにアジアに広まり、受容され、それぞれの社会にインパクトを与えたのか。

創立者であるヘレナ・P・ブラヴァツキーの思想や活動を押さえながら、神智学協会の性格やその変容、ヨーロッパでの展開、植民地との関係を明らかにする。
そして、南アジアのナショナリズムとの結節、近代中国での展開、日本仏教との関わりなど、アジアでの受容の実態を掘り起こす。

アジアの宗教にも影響を与え、東西にまたがる活動をおこなった神智学の越境性と分野横断的な営為、人的な交流を、近代の帝国主義、グローバリズム、メディアの発達なども踏まえて多角的に検証する。神智学運動をテーマにした日本初の論集。
第1部 勃興
 第1章 神智学略史――人と思想と組織 吉永進一
 第2章 二つの神智学協会――寿命を延ばすこと、条件つきの不死、個体化された不死のモナド
      ジョン・パトリック・デヴニー[田中千惠子訳]
 第3章 弟子(チェラ)の肉体――19世紀末アイルランドの神智学運動をめぐって 赤井敏夫
 コラム バルト海からの仏教徒――カール・トゥニッソンと神智学(1911―16年) 井上岳彦

第2部 接触
 第4章 南アジアのスピリチュアルなナショナリズム 杉本良男
 第5章 近代中国の神智学運動 莊千慧
 第6章 ウィリアム・スタージス・ビゲロウと神智学――近代オカルティズムが生んだアメリカ人仏教徒
      岡本佳子
 第7章 アメリカで秘教思想に出会った日本人たち 堀 まどか
 コラム 宗教会議の時代 岡本佳子

第3部 波及
 第8章 田岡嶺雲と神秘思想 穂波慶一
 第9章 九鬼周造と輪廻転生――両大戦間の知的環境における「時間論」の位置 稲賀繁美

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