話題の本【書評】(2024年9月~) - 2025.08.18
やさしいヴィパッサナー瞑想入門
長年ヴィパッサナー瞑想を指導してきた西洋人女性による仏教瞑想入門書。
仏法僧への帰依、八正道、慈悲など、仏教の基本的な教えを現代的なスタイルでわかりやすく説く。
「本書は、二人の西洋人女性瞑想指導者によるヴィパッサナー瞑想の入門書です。それもかなり厳格にテーラワーダ仏教の伝統的形式に沿って書かれています。......瞑想の智慧には繰り返し見つめること、知ること、手放すこと、実現することなどが渾然一体となって融合しているのです。本書の中で、著者たちが自らの多くの体験、それも辛くて苦しかった体験を数多く分かち合ってくれているのは、「ありのままに知見する」という言葉で言及されている瞑想の多様なニュアンスを、身近な例を引きながら分かりやすく伝えようと心を砕いてくれているからなのです。」(本書「訳者あとがき」より)
*本書は2003年に刊行した書籍の新装版です。
第1章 変化の可能性――シンデレラ物語
第2章 瞑想――人生を変容させる道
第3章 瞑想や生活の中で出会う困難
第4章 二五〇〇年の旅路
第5章 ブッダの基本的な教え――四つの聖なる真理
第6章 八正道――智慧
第7章 八正道――道徳性
第8章 八正道――集中
第9章 生活の中の修行と聖なる在り方
第10章 ガイドとサポート――先生、サンガ、リトリート
第11章 よく質問されること
第12章 サンガとしての世界
第13章 聖典からの抜粋
訳者あとがき