新聞掲載広告(2024年9月~) - 2025.08.22
仏典とマインドフルネス
負の反応とその対処法
世界中で流行するマインドフルネスですが、意外なことに、この問いへの科学的解明はいまだなされていません。
多分野の研究者が協働し、マインドフルネスの源流である仏教の瞑想法(身心の観察)を問い直したとき、果たしてその答えはみえてくるのでしょうか。
科学と仏教を架橋する待望の入門書。
第一部 仏教学からのアプローチ
第一章 パーリ仏教に見る身心の観察(林 隆嗣)
第二章 止観の分類とマイナスの反応への対処法(蓑輪顕量)
第三章 中世禅宗における身心の観察(余 新星)
第二部 異分野間の架け橋となるために
第一章 瞑想修行と計測の可能性(佐久間秀範)
第三部 心理学からのアプローチ
第一章 うつ・不安が改善しないとき――マインドフルネス療法でうまく進まないケースの特徴
(杉山風輝子・内田太朗・熊野宏昭)
第二章 瞑想実践の効果と副作用
一 臨床心理学におけるマインドフルネス瞑想(越川房子)
二 止観修習の順序問題(一):瞑想初学者が感じる困難さ(阿部哲理)
三 止観修習の順序問題(二):初学者にみられる効果/みえにくい効果(石川遥至)
第三章 マインドフルネスと戒の関係(牟田季純)
第四章 注意機能とマインドフルネス瞑想(中島亮一・田中 大・今水 寛)
第四部 脳科学からのアプローチ
第一章 瞑想中の雑念を脳波で可視化する
――マインドフルネス療法がうつ・不安を低減するメカニズム(髙橋 徹・熊野宏昭)
第二章 脳のネットワークから見た瞑想状態(今水 寛・浅井智久・弘光健太郎)
終章(蓑輪顕量)