話題の本【書評】(2024年9月~) - 2025.09.08
呼吸のくふう
日常生活の中の禅
「結局、呼吸だ」という老師のことばを胸に坐禅の研鑽を続けた著者の〈呼吸〉の極意を語った書。
あらゆる健康法の原点ともいうべき呼吸、気功や気の開発のための座右の書。
一、「結局、呼吸だ」――堯道老師の一句
二、専念、呼吸ヲ凝ラシ
三、風・喘・気・息――呼吸の四段階
四、息は、臍より出でて還り入って臍にいたる
五、呼吸は肛門でやれ
六、一呼吸の長さ
七、静坐一炷の功
八、真人の息は踵を似てす
九、呼吸と健康
イ、『夜船閑話』の「序」
ロ、貝原益軒『養生訓』
ハ、普通の深呼吸と健康
「呼吸について」の補説
●坐禅の仕方、並びに行住坐臥の中の禅の工夫
A 坐禅の仕方
B 行住坐臥の中の禅の工夫
●坐禅の仕方とその心得――日常生活の中の禅の工夫について
前書き
参考書
大悲心と弘誓願
諸縁の放捨と不断の工夫
飲食・睡眠など――坐禅以前の生活の調節
坐禅の場所、蒲団、威儀などについて
調身の仕方
呼吸について
目の在り方
「非思量」と「内外打成一片」のこと
魔事と正念相続
出定の際の注意と「動中の工夫」について
「住(とどまる)」の時の工夫
「臥」の時の工夫
「行(歩く)」の時の工夫
限りなく高く遠く、而も即今「脚下」の道
死を超越する力
結びの言葉