新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
西田哲学と歴史的世界
宗教の問いへ
昭和という動乱の時代に、その歴史の展開の中で、西田幾多郎は独自の思索を展開した。
本書は、京都学派の歴史哲学との関わりに目を配りながら、「歴史」という概念を軸に後期西田哲学の形成過程を跡づけ、その根本諸概念を再読することにより、「歴史的世界」を立脚地として「宗教」の問題へと踏み込んでゆく西田哲学の全体像を描く。
本書は、京都学派の歴史哲学との関わりに目を配りながら、「歴史」という概念を軸に後期西田哲学の形成過程を跡づけ、その根本諸概念を再読することにより、「歴史的世界」を立脚地として「宗教」の問題へと踏み込んでゆく西田哲学の全体像を描く。
第一部 京都学派の問題圏と歴史的世界の哲学としての後期西田哲学の形成
第一章 京都学派における「歴史」の問題の萌芽 ――昭和四年前後の三木清と田辺元
第二章 西田における「歴史」の問題の萌芽 ――『一般者の自覚的体系』を中心に
第三章 歴史的世界の哲学の成立への道 ――『一般者の自覚的体系』から『哲学の根本問題続編』へ
第二部 歴史的世界の哲学としての西田哲学と宗教の問い
第一章 「制作」
第二章 「行為的直観」
第三章 「絶対矛盾的自己同一」
第四章 「場所」
補説 京都学派の問題圏の展開と時代の中での歴史への問い
補説 一 「歴史」と「哲学」との狭間で ――高坂正顕の歴史哲学と時局的発言
補説 二 「実践」という問題をめぐって ――京都学派の問題圏と西田の立場
第一章 京都学派における「歴史」の問題の萌芽 ――昭和四年前後の三木清と田辺元
第二章 西田における「歴史」の問題の萌芽 ――『一般者の自覚的体系』を中心に
第三章 歴史的世界の哲学の成立への道 ――『一般者の自覚的体系』から『哲学の根本問題続編』へ
第二部 歴史的世界の哲学としての西田哲学と宗教の問い
第一章 「制作」
第二章 「行為的直観」
第三章 「絶対矛盾的自己同一」
第四章 「場所」
補説 京都学派の問題圏の展開と時代の中での歴史への問い
補説 一 「歴史」と「哲学」との狭間で ――高坂正顕の歴史哲学と時局的発言
補説 二 「実践」という問題をめぐって ――京都学派の問題圏と西田の立場