西田哲学研究

近代日本の二つの顔

著者 許 祐盛
小石 淑夫
出版社 岩波書店
ジャンル 哲学・思想
出版年月日 2022/12/13
ISBN 9784000615716
判型・ページ数 A5・401ページ
定価 本体13,000円+税
在庫 在庫あり
なぜ西田幾多郎の哲学は、独創的な論理をもって生命の躍動を捉えた内的生命論と、帝国主義日本の戦争協力に結びついた歴史哲学という、二つの顔を持つに至ったのか。
二つは合致するのか、分裂しているのか。西田哲学における「転回」を分析して、その内在的な理解を試みた本書は、韓国の日本思想研究の記念碑的著作である。
第Ⅰ部 生命と論理
 第一章 二つの生命と一つの論理

第Ⅱ部 内的生命の哲学
 第二章 自覚主義と純粋経験 ― 本当の自己を求めて
 第三章 芸術論と身体論
 第四章 絶対無の自覚の哲学 ― 光中心の意識の多次元論

第Ⅲ部 歴史哲学とその批判
 第五章 歴史哲学以前の「歴史」と転回
 第六章 歴史哲学
 第七章 歴史哲学批判

結論 二つの顔の西田、誰が彼に石を投げつけられようか

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