講座 近現代日本の部落問題2 戦時・戦後の部落問題

著者 朝治 武
黒川 みどり
内田 龍史
出版社 解放出版社
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2022/03/03
ISBN 9784759241297
判型・ページ数 A5・541ページ
定価 本体6,000円+税
在庫 在庫あり
全国水平社は、2022年3月3日で100周年を迎える。
この『講座 近現代日本の部落問題』全三巻(以下、本講座)は、これを記念して発刊される論文集です。
第一巻「近代の部落問題」(担当:朝治武)、第二巻「戦時・戦後の部落問題」(担当:黒川みどり)、第三巻「現代の部落問題」(担当:内田龍史)という、全三巻で構成している。

第二巻は、「特種(殊)部落」という呼称の浸透に象徴されるように、日露戦後の部落改善政策をとおして〝成立〟した部落問題が、第一次世界大戦後の「改造」の時代のなかで、水平社運動・融和運動の展開、さらにはアジア・太平洋戦争を経てどのように変容していったのか、そして敗戦を経て、戦後の変革においていかように位置づけられ、また変化を遂げたのかを明らかにする。
序章 戦時・戦後の部落問題………黒川みどり
政治社会の形成と水平運動………吉田文茂
部落女性と婦人水平社………宮前千雅子
朝鮮衡平運動の展開と水平社………水野直樹
アジア・太平洋戦争と部落問題………藤野 豊
近代日本社会とマイノリティ調査………吉村智博
戦後占領政策と部落問題………渡辺俊雄
戦後復興期の被差別部落………大西祥惠
松本治一郎と国際連帯………イアン・ニアリー
戦後同和行政と部落解放運動………竹森健二郎
保守政党と部落問題………割石忠典
高度経済成長と部落における就労の変化………石元清英
近代の文芸と部落問題………秦 重雄
民俗学からみた部落問題………政岡伸洋
部落(民)アイデンティティと「部落の文化」運動………内田龍史
日本近現代史研究と部落問題………黒川みどり

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