現代社会を宗教文化で読み解く

比較と歴史からの接近

著者 櫻井 義秀 編著
平藤 喜久子 編著
出版社 ミネルヴァ書房
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2022/03/31
ISBN 9784623093830
判型・ページ数 A5・275ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり
現代に生じているさまざまなできごとは宗教文化とかかわっている。
ありがたいと思えば拝み、よいと思えば取り入れる日本では、無信仰と称するにしても、多くの人は無宗教とはいえない。
本書は、社会における具体的な素材を読み解くことで宗教文化のもつ課題から豊かさまでを示す。

[ポイント]
◎ 身近なテーマからの宗教入門
◎ 歴史と比較が宗教への視野を広げる
第1章 日本の神々はどう描かれてきたのか――聖なるもののカタチ(平藤喜久子)
 1 人はいつから神を描いたのか
 2 神を描くか描かないか
 3 日本の神々はどう描かれてきたのか ほか

第2章 葬式仏教の時代は終わったか――葬送・墓制・死生観の日本史(櫻井義秀)
 1 日本仏教の岐路――葬儀と寺はどうなる
 2 葬送・墓・寺院の歴史
 3 葬送・墓制・寺院のゆくえ

第3章 宗教は性別を問わないか――ジェンダー(猪瀬優理)
 1 ジェンダーとはなにか
 2 宗教におけるジェンダー
 3 日本における宗教とジェンダー ほか
  
第4章 宗教は自分らしさを奪うか――戒律(八木久美子)
 1 宗教復興、イスラーム復興
 2 イスラームの規範、イスラームの戒律
 3 近代化と脱ヴェール化 ほか

第5章 宗教は会社に指針を与えるか――経営(岩井 洋)
 1 経営とはなにか
 2 宗教教団と会社の相違性と類似性
 3 宗教教団と会社の永続性 ほか

第6章 宗教と世俗はどう共存しているか――都市化のなかの宗教(三木 英)
 1 都市化と世俗化
 2 大都市近郊における民俗宗教の活況――「生駒の神々」の世界
 3 変わりゆく大都市近郊の民俗宗教――1985年以降 ほか

第7章 宗教とツーリズムはなぜ結びつくのか――スピリチュアル・ツーリズム(山中 弘)
 1 現代宗教の変化とスピリチュアリティ
 2 宗教とツーリズム研究の展開
 3 西欧のスピリチュアル・ツーリズムの展開 ほか
  
第8章 キリスト教は社会運動をなぜ支援するのか――リベラリズム(伍 嘉誠)
 1 社会運動と宗教
 2 キリスト教と社会運動
 3 香港のキリスト教の社会参加とそれをめぐる神学的議論 ほか

第9章 カルト宗教はなにが問題なのか――人権と公共性(櫻井義秀)
 1 カルト問題と自由
 2 宗教社会学とカルト批判
 3 オウム真理教の軌跡と若者たち
  
第10章 宗教文化をどう捉えなおすか――認知宗教学(井上順孝)
 1 宗教をめぐる根本的問い
 2 さまざまな信仰形態の背後にある無意識的な作用
 3 宗教文化は遺伝子からも影響を受ける ほか

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