宮城顗選集7 浄土三部経聞記

著者 宮城顗選集刊行会
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
シリーズ 著作集・全集 > 宮城顗選集
出版年月日 2012/08/30
ISBN 9784831834263
判型・ページ数 A5・520ページ
定価 本体7,000円+税
在庫 在庫あり
『観無量寿経』聞記
 一、「無量寿仏観経」という名
  一、善導大師の『観無量寿経』理解
  二、我が身を通して出てくる仏法
  三、『観無量寿経』に注目された曇鸞大師
  四、止観の行が説かれる意味
 二、戒・定・慧の意義
  一、仏道の基本は戒・定・慧の三学
  二、吉川英治の『人生列車』
  三、定・慧を忍と表す意味
  四、いのちの事実としての宿命
  五、正しく身の事実に立つ宿業の自覚
 三、定観成じがたきことを顕す
  一、止観とは分別の心を止めること
  二、観じる心を明らかにする
  三、「観」と「見」
  四、「無有好醜の願」と「不二のの美」
  五、定観成じがたきことを顕す
 四、浄土三部経の意義
  一、浄土の三部経
  二、歩みをうながす諸仏とよき人
  三、王宮・耆闍両会の正説
  四、観仏三昧と念仏三昧
 五、方便の意義
  一、『観無量寿経』の「序分」の見方
  二、善導大師の独自の理解
  三、方便とは真実の限りなき衆生への近づき
  四、曇鸞大師の方便理解
  五、天台大師の五時教判
  六、仏道における時と機
 六、逆謗闡提のために説かれた経典
  一、法華の会座から王宮へ
  二、もろもろの衆生と共に
  三、一闡提を含む衆生
  四、正しく逆謗闡提を恵まんと欲す
  五、必ず有縁の法に藉れ
 七、浄土門の広開
  一、『法華経』と『観無量寿経』は同味の教
  二、凡夫のために説かれた経
  三、蓮華座は願力の所成
  四、挙身投地から五体投地へ
  五、通請から別選へ
 八、光台現国
  一、汝はこれ凡夫
  二、知恩の心
  三、光台現国
  四、一仏の所化は一切仏の化
 九、凡夫の自覚をうながす
  一、九品唯凡
  二、心想羸劣
  三、未得天眼
  四、不能遠観
 十、散善自開の深意
  一、散善は仏の自開
  二、仏の大悲心
  三、だれも代わる者なし
  四、仏滅の後のもろもろの衆生等
 十一、韋提得忍の深意
  一、二種深信の開顕
  二、正しく見通せない凡夫
  三、浄土宗の中にある聖道門と浄土門
  四、韋提得忍
  五、骨道に導かれての歩み
  六、人に就いて信を立つ

『阿弥陀経』聞記
 一、『阿弥陀経』の課題
  一、『阿弥陀経』の科文
  二、浄土三部経の意義
  三、『無量寿経』の対機は権機
  四、機の真実を明かす『観経』
  五、諸仏の証誠を説く『阿弥陀経』
 二、無問自説の経
  一、釈尊の出世本懐をあらわす
  二、大衆に向かっての説法
  三、対告衆としての舎利弗
  四、舎利弗の智慧
 三、生活の中に成就する仏道
  一、人によって伝わる仏法
  二、仏の列名
  三、それぞれの輝きを尊ぶ諸仏の世界
  四、一人ひとりの歩みを尊重する
  五、中村久子さんの世界
  六、世々生々の父母兄弟なり
  七、有縁に救われていく世界
 四、勧信の意義
  一、選び取られた念仏が説かれる
  二、仏法の歴史
  三、機微と機宜
  四、機関と機械
  五、機の自覚を通して法の選びを
 五、念仏と信心
  一、「正信念仏偈」と「念仏正信偈」の違い
  二、『教行信証』と『文類聚鈔』の違い
  三、本誓を満足するに十劫を歴たり
  四、歴史を忘れる自力の歩み
  五、懈慢界と疑城胎宮
 六、人間の持つ宗教心
  一、自分にとって一番大切なもの
  二、一切諸行の少善を嫌貶して
  三、念仏一つから一心へ
  四、ただ信心を要とす
  五、仏が衆生に南無したまう
 七、真なるものがはたらき出る方便
  一、信前の疑と信後の疑
  二、信順を因とし疑謗を縁として
  三、山の木と大鋸
  四、繋がりの深さを忘れた現代
  五、無生法忍
 八、善本・徳本としての称名の意義
  一、真門の方便について、善本あり徳本あり
  二、因位のときの名、果位のときの号
  三、わが名をよびてたまはれ
  四、とこえ、ひとこえ、きくひと

『無量寿経』聞記
 一、大乗修多羅による
  一、いずれのところにかよる
  二、三部の経典は大乗修多羅なり
  三、云何が依る(云何依)
  四、すでにして願います
 二、浄土の三部経を貫く真実
  一、選びて功徳の宝を施する
  二、道意無量の功徳を顕現する
  三、情願を呼び覚ます名
  四、如来の本願を説きて経の宗致とす
 三、聞で貫かれる『無量寿経』
  一、声を以って意を伝える
  二、経典は声量が違う
  三、阿難、あきらかに聴け
  四、至心信楽の楽とは
  五、戒聞精進、三昧智慧
  六、自らのいのちの音声を聞き取る
 四、聞不具足の邪心を離るべきなり
  一、精神が本来持っている傲慢
  二、見濁に満ちた世界
  三、微笑みを失った信仰
  四、世自在王仏という名の意味
  五、名が変わることの意味
 五、普賢の徳とは
  一、普賢の徳とは
  二、普賢の徳を修習せん
  三、生死海にかえりて、普賢の徳に帰せしむ
  四、衆生界を尽くして歩む普賢の名
 六、真実の教『大無量寿経』
  一、それ、真実の教を顕さば
  二、五時教判
  三、二双四重の教判
 七、『大無量寿経』という経題
  一、仏教の歴史を包む「大無量寿経」
  二、諸仏という思想の大切さ
  三、「過度人道」という意味
  四、「清浄平等覚」の意味
  五、輪転無窮の相を超える清浄世界
 八、平等世界の成就
  一、仏性未来
  二、未証浄心の菩薩
  三、三毒五悪段が説かれる意義
  四、清浄平等の世界

『重誓偈』聞記
  重誓偈
 一、重ねての三つの誓い
 二、『無量寿経』の三つの偈文
 三、時が熟する
 四、我、超世の願を建つ
 五、必ず無上道に至らん
 六、仏の回向の願
 七、衆のために広く法蔵を開く
 八、大施果
 九、名声十方に超えん
 十、諸仏の称名と凡夫の聞名
 十一、一切の有碍にさわりなし
 十二、離欲と深正念と、浄慧と梵行と修して
 十三、神力、大光を演べて、普く無際の土を照らし
 十四、三垢の冥を消除して
 十五、悉有仏性
 十六、広くもろもろの厄難を済わん
 十七、彼の智慧の眼を開きて
 十八、功祚、成満足して
 十九、衆のために法蔵をを開きて
 二十、常に大衆の中にして
 二十一、『無量寿経』の大意
 二十二、魔の正体
 二十三、一切の仏を供養したてまつり
 二十四、『願生偈』の供養
 二十五、清浄にして遺りなし
 二十六、イスラム教の供養
 二十七、三界の雄たることを得たまえり
 二十八、仏の無碍の智のごとく
 二十九、当に珍妙の華を雨らすべし

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あとがき

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