宮城顗選集17 浄土論註聞記 Ⅱ

著者 宮城顗選集刊行会
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
シリーズ 著作集・全集 > 宮城顗選集
出版年月日 2014/12/20
ISBN 9784831834362
判型・ページ数 A5・471ページ
定価 本体7,000円+税
在庫 在庫あり
『浄土論註』聞書Ⅱ

荘厳光明功徳
 一、世の痴闇冥を除く
 二、人間のほんとうの現実をあらわす言葉「凡小・群萌」
 三、回向に二義
 四、智と恵(慧)
 五、摂取の光明

荘厳妙声功徳
 一、聞く者をして得忍せしめる
 二、「梵声」としての「安楽土の名」
 三、優婆提舎(upadesa)とは
 四、往生を欲望する自分をたまわる
 五、不断煩悩得涅槃分
 六、色有るが故に無色界に非ず

荘厳主功徳
 一、『教行信証』の骨格は『論』『論註』の教学
 二、教相門の伝統としての七祖相承
 三、二種回向は『論』『論註』を根底においている
 四、教法への深い問い返し
 五、正覚の阿弥陀法王善く住持したまえり
 六、器世間荘厳というのは自然環境
 七、仏を通して国土を表す
 八、廟と墓
 九、主功徳の主とは、念持の法
 十、師は独立者を生み出す
 十一、仮令の誓い
 十二、臨終まつことなし
 十三、自己完結を破る歩みが僧宝
 十四、欣慕の情から自覚の法へ
 十五、実相身と為物身
 十六、念持の法
 十七、住持
 十八、念仏の伝統
 十九、光明無量の誓い
 二十、法界とは衆生の心法
 二十一、凡夫の上にすがたを現す仏の名
 二十二、光明無量の仏であることを信ずる
 二十三、我が身において衆生性を尽くす
 二十四、主功徳とは住持の力

荘厳眷属功徳
 一、いのちの公性に目覚める
 二、「聞」は凡夫の一乗をあらわす
 三、聞ということ
 四、未聞の自覚
 五、一人のいのちの公性
 六、すべての人々と出あえる場
 七、六道を見いだす智慧
 八、連帯ができない
 九、衆生としてのいのちの事実
 十、四海之内皆兄弟

荘厳受用功徳
 一、受用とは
 二、仏智によってあきらかにされた三界の相
 三、無常観と罪業観
 四、無自覚な罪業性を自覚にまでもたらす地獄の教説
 五、信心の智慧によって顕らかになる罪
 六、四食
 七、鳴呼諸子実に痛心すべし
 八、長く大夢に寝て?出を知ること莫し
 九、是の故に大悲の願いを興したまえり
 十、仏法・禅定・三昧を以て食と為す
 十一、浄土は一人ひとりを自立せしめる願心の世界
 十二、浄土の時間
 十三、仮時と実時
 十四、禅定を以て食と為す
 十五、自浄其意 是諸仏教
 十六、名利心の問題
 十七、仏法は仏法によってたもたれる

荘厳無諸難功徳
 一、安楽国土という意義
 二、穢土における三つの難
 三、第二の難「存在構造そのものの難」
 四、第三の難「生活状況そのものの難」
 五、身悩と心悩
 六、安楽ということは清浄心の展開

荘厳大義門功徳
 一、浄土の門は穢土にある
 二、生殺の構造を自覚する
 三、第十九願、第二十願の衆生
 四、臨終の奇瑞を問わない
 五、女人・根欠・二乗の種
 六、大乗という意義を成就する門
 七、求道生活における弱さの問題
 八、問題意識の欠如
 九、信仰における閉鎖性と独善性の問題
 十、門の意義
 十一、大義門功徳は「唯除の文」という意義をもつ
 十二、差別する名そのものをもなくする
 十三、仏法の歴史を通して群萌がある
 十四、大義門功徳は群萌に応えんとした願をあらわす
 十五、大乗の門を成就する
 十六、除かれる存在こそが浄土の正機
 十七、問いを内にもつことにおいて真理は歩みをもつ
 十八、未証の自覚と聞の精神
 十九、五つの不思議
 二十、未証の自覚のうえに聞信の道が開かれる

荘厳一切所求満足功徳
 一、所求と情願
 二、無量清浄平等覚ということ
 三、慈悲に聖道・浄土のかわりめあり
 四、一切所求満足とは讃嘆供養である
 五、心中所欲の願
 六、讃嘆供養、私を生み出してくださった歴史への感動
 七、「捨彼寿命」と「修短自在」
 八、利他になるまで自利を尽くす
 九、浄土の荘厳としての一切所求満足功徳
 十、喜びを共にできる世界を見いだす
 十一、仏者の生活を貫くものが讃嘆供養
 十二、四無碍弁
 十三、他方世界の無量の仏刹に往きて
 十四、仏のほうから供養の具を満たそう

荘厳不虚作住持功徳
 一、不慮作住持功徳は二十九種荘厳の中の根本
 二、一乗と大乗
 三、一乗が成り立つ根拠としての不虚作住持功徳
 四、堕二乗地は菩薩の死
 五、或は仏に値いしかども三塗を勉れざる有
 六、「いし・かわら・つぶてのごとくなるわれら」という名のり
 七、私の思いを基本にして生きている
 八、五不思議
 九、最も仏法を聞きとりがたいものの名
 十、悪の意識を持てなくなっている
 十一、煩悩具足の凡夫と煩悩成就の凡夫
 十二、至誠心が法に生きるものの根本の問題
 十三、述題、「愚禿」という名のりを生み出しているものが至誠心釈
 十四、「不虚作住持功徳」のところに、「凡愚」という言葉を置かれた
 十五、関係存在と自己同一性
 十六、私は私であることに満足する
 十七、龍樹・天親の教学の伝統が「速疾」の二字の中に

あとがき

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